吃音セラピーでは、
吃音の克服に必要のない余計な知識は、
基本的に、紹介しないことにしています。
ですから、
例えば、吃音に処方される薬とか、
へんてこな機械とか、
吃音が治った後の自分から見て、これはチョット。。
と思えるようなものは、基本的に紹介しません。
でも、それらを頭ごなしに『ダメ!』とは言わないことにしています。
それは、もしかしたら私が知らないだけで、
本当は効果があるかもしれないからです。
どうしてもチャレンジしたいという人は、
どんどん他の方法を試してみてください。
失敗を恐れない精神も大切です。
これは皮肉でも何でもなく、実は、ホンネで言っています。
だって、それがどんな方法だったとしても、
あなたの吃音が治ったら、ラッキーです。
また、たとえ全く効果がなかったとしても、
あなたの吃音が治らないだけのことです。
あなたが何かを失うわけではありません。
何かを買った場合は、お金が戻ってこないということはあるかも知れませんが、
少なくとも、あなたは私よりも多くの経験を積めたということに、変わりありません。
こんなとき、
「この方法では、吃音は治らないという実験に“成功”したんだ。」
ねんて、
エジソンのように、あなたが言ってのけたら、
私は、あなたを最高にカッコいいと思います^^
また、将来、あなたが吃音を克服して、
今度は誰かにアドバイスをする立場になった時に、
その経験はとても役に立ちます。
とにかく、何でもやってみる。
吃音も。
人生も。
きっと、こういう人が、
吃音も、人生も味方に付けていけるのだと思います。
この記事を書き終えた今日は、2013年2月3日です。
実は、昨日までの私は、もう少し狭い視野で記事を書いていました。
吃音を克服するには、
心へのアプローチ以外には、絶対にありえない、
吃音セラピーがナンバー1。
こういう、ガッカリな、読んでて非常に疲れる文章です。
今でも疲れるというのは、あなたの心の中だけでお願いします^^
でも、これじゃあケンカになってしまいますし、
吃音の克服に必要な「あるもの」が決定的に抜けています。
そう。
フリーマインド (FreeMind) が抜けているのです。
私は、やわらかい心、思いやり、とらわれない精神、そんな意味で
この言葉を好んで使っています。
そこに気づいて、今日出来上がったのが、まったく正反対の記事。
もちろん、たった1日で変わったのではなく、この1ヶ月ほどの熟慮の成果なのですが、
私の中で、再び、吃音への思いが熟成された結果だと思います。
今、私は、吃音で苦労してきて本当に良かった。
そう思える瞬間を再び味わっています。
吃音は、私を再び成長させてくれました^^